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重症正常眼圧緑内障を診断でき得るヒスレテシス眼圧の記載は断念

緑内障ガイドラインには登場しているが残念ながら阪大病院でやっと稼働している程度 なぜ日本の眼科は導入出来ないのだろうか? そこで下記の内容になりました。

緑内障の多くは隠れ緑内障
無自覚無症状で進行する…

眼の中途失明原因の第1位は緑内障で20人に1人とされていますが多くは隠れてしまい未発見状態ってご存知でしょうか?。その緑内障の過半数を占める正常眼圧緑内障のほとんどは、初期から時には中期でも無自覚無症状なのです。自覚される急性視力障害はほとんどありません。隠れていて未発見だから怖いのです。
症状が乏しい理由は緑内障は片眼が優位に進行し、片眼の障害部は反対側の眼でカバーされかつほとんどが最後まで中心視力が矯正視力1.0と保たれているからです。仮に片目の視野の4分の1が欠けていても反対側でカバーされ全く気付かない場合も多いのです。多くの正常眼圧緑内障では末期まで矯正視力が1.0と良好な場合が殆どなのですが放置すればその後急激に視野や視力が低下してしまいます。ですから緑内障は早期発見が失明を防ぐ重要なポイントになります。眼科検診だけでなくアレルギーや近視予防時にはコンタクト検診など眼科受診する事が重要な早期発見のポイントになります。次に大切なポイントは眼底検査 特にOCTと言う赤外線による眼底の3次元的光干渉眼底画像解析による検査が正確な緑内障診断の為に絶大な効果があります。エビデンスが認められている唯一の治療法が眼圧下降療法です。無治療の状態よりも約30%眼圧を点眼などで下降すると視野が欠け難くなる事が分かっています。正常眼圧緑内障の原因は主に視神系における慢性的な血流障害とされており、眼圧下降により血流障害が改善される事が分かっております。最近新型コロナウイルス感染症が流行しています。その為多くの一般市民が多大なストレスに苛まれております。ストレスにより交感神経が緊張して全身の血流が悪化します。特に緑内障の方の慢性的な視神系の血流障害が最近際だってまいりました。
眼科専門医も換気や消毒 遠隔診療など
感染防止を徹底的に行っております。
大切な眼の失明を防ぐことも是非とも忘れないでください。